暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は29日、10万2,583ドル(約1,620万円)付近でもみ合いが継続している。
仮想通貨取引所バイナンス(Binance)の直近24時間の出来高は425億5000万ドルを超え、市場は一進一退の展開だ。市場の注目は、2月期待のアルトコインに集まっている。
XRP、時価総額1792億ドルを記録
リップル(XRP)は、グローバル送金市場での存在感を高めている。総供給量は999億8000万XRPで、循環供給量は576億4000万XRPとなっている。XRPは3.11ドルで取引され、時価総額は1792億ドルを記録。24時間の取引高は82億ドルを突破した。
XRPレジャーと呼ばれる分散型ブロックチェーンは、毎秒1500件の処理が可能で、取引は3-5秒で完了。従来の送金システムと比べて大幅なコスト削減を実現している。
米証券取引委員会(SEC)との法的争いでの部分的勝利により、機関投資家からの信頼も向上。156兆ドル規模の国際送金市場でのシェア拡大が期待されている。
SOL、取引需要が急拡大
ソラナ(SOL)は、エコシステムの急速な拡大が続いている。233.75ドルで取引され、時価総額は1137億5000万ドルを達成。総供給量は5億9287万SOL、循環供給量は4億8665万SOLとなっている。
ネットワークの1日あたりの取引手数料は2,000万ドル(約31億円)を突破。アクティブアドレス数は500万を超え、2024年末と比較して約30%増加した。
開発者数も前年比200%増の15,000人を突破し、分散型アプリケーション(DApps)における資金の預け入れ総額(TVL)は150億ドルに達している。
分散型取引所(DEX)の取引高は1日あたり250億ドル(約3.9兆円)という過去最高を記録し、全ブロックチェーンにおけるDEX取引高の74%を占める。ネットワーク上のステーブルコイン供給量も105億ドル(約1.6兆円)に急増し、1月初旬から倍増した。
MEMEX、アルトコイン投資の新たな選択肢に
このような状況を受け、アルトコイン市場の新展開として注目を集めているのが、インデックス投資プラットフォームMeme Index(MEMEX)だ。
プロジェクトは順調な資金調達を続けており、仮想通貨プレセールでは200万ドル(約3億1590万円)を突破。段階的な価格上昇モデルを採用し、長期的な価値向上を目指している。
MEMEXの技術的特徴は以下の通り。
- 複数のインデックス商品:時価総額上位銘柄で構成される「Meme Titan Index」から、高成長が期待される新興銘柄を対象とした「Meme Moonshot Index」まで、4つのインデックスを提供。
- 自動リバランス機能:DOGEやSHIB、PEPEなどの主要アルトコインへの分散投資を1つのトークンで実現。各インデックスは市場動向に応じて動的に更新される。
- ガバナンス参加型設計:トークン保有者にはプラットフォームの運営に関する提案や投票権が付与され、コミュニティ主導の意思決定を実現。
MEMEXトークンは現在0.015043ドル(約2.38円)で取引されており、年率1102%のステーキング報酬を提供。次回のプレセールラウンドでは価格上昇も予定されており、投資家の期待が高まっている。